【レザークラフト工具専門工場が作った、国産バネホック金具専用の挽物ゲンコ！】

こだわったのは【5つのポイント】です。
1. 今までに無い高級感を持たせる事。
2. HASI HATOとCROWNのブランドに共通して使える事。
3. 弊社の既存工具が使える事。
4. ホックを取り付けた時に厚みが出ない事。
5. ホックが変形しない事。

開発には、HASI HATO・CROWNの金具を図面化し、共通化出来る寸法を算出しました。
バネが広がって閉じる微妙な感覚を数値化して『カッチリ止まる形状』を意識して作りました。
レザークラフト工具専門工場の視点から作った金具です。
レザークラフトをする上で、『こんなバネホックだったら良いのに』を形にしました。
【100%岡製作所オリジナル商品です！】



【特徴】
1. 【今までに無い高級感を持たせる！】
通常商品のゲンコはプレス加工品です。
精密性と量産性が要求される為、金属に厚みを持たせる事は出来ません。
金属に厚みが無いことで、どうしても金具が安価に見えてしまいます。

弊社は量産性よりも『1点物の高級感』を金具に持たせたい理由から、ゲンコ・ホソ共に旋盤加工による挽物品にこだわりました。
『シンプルでモダンなデザイン』を意識しました。
プレス加工の量産品と比べて、挽物品独特の個性により、作品に高級感を持たせる事が出来ます。
ここぞという時の作品に是非お使い下さい。


2.【HASI HATOとCROWNのブランドに共通して使える！】
弊社は、普段からHASI HATOとCROWNの金具に、適合する打棒を製造しています。
長年に渡りこれらの打棒を作っている経験から『何がダメで何が良いのか』を熟知しています。
今回、2つのブランドを数値化した事で、共通出来るサイズを算出しました。
それにより、2つのブランドのホックが、1つのゲンコで両方使える金具が開発出来ました。
(*画像2枚目・4枚目・10枚目参照)


3.【弊社の既存工具が使える！】
今まで、挽物ゲンコはPRIM/ FIOOCHIの外径9.3mmが主流でした。
この挽物ゲンコは『山形形状』の為、特別な打棒が必要でした。
(弊社製造品 プリムホック打棒② 参照)

弊社挽物ゲンコは、打棒を新たに買う必要はありません。
今まで使っているバネホック打で使用できる設計で作りました。
金具だけのご購入で、すぐにお使い頂けます。


4.【ホックを取り付けた時に厚みが出ない !】
PRIM/ FIOCCHIの挽物ゲンコは山形形状です。
山形形状により、バネホック金具を止めた時にどうしても『無駄な厚み』が出てしまいます。
サイフ・名刺入れなど、スマートに持ちたい小物は、特にこの無駄な厚みはデメリットでしかありません。

弊社はこの無駄を一切無くして、シンプルでモダンなデザインにこだわりました。
挽物加工で、レザークラフトの使用に耐える厚みを想定して『最大限に薄く』しています。
又、モダンなデザインを意識したので、角の尖った部分を無くして、全ての角にわずかでも『アール』を持たせる作りにしています。
金具が作品に影響を及ぼさないデザイン性で、どんな場面にもマッチします。
(*画像12枚目参照)


5.【ホックが変形しない！】
PRIM/ FIOCCHIの山形形状ゲンコは、バネホック金具の変形の原因にもなります。
この金具を使ったサイフなどを、お尻のポケットに入れて体重がかかった時どうなると思いますか？
ホック金具も山形形状に変形してしまうのです！

各メーカーが長年製造している商品形状には『意味』があります。
メーカーにリスペクトしない、実際にレザークラフトをしない業者が、この様な山形形状を作ってしまうのだと思います。
私達は各メーカーの『理念』にリスペクトして、工具を製造しています。
その為、各メーカーのバネホック金具の『構造や使用』を大きく変えてしまう様な金具は作りません。
あくまでバネが『主役』であり、ゲンコは『引き立て役』と考えているからです。


*革の厚みに対する金具の相関図があります。
画像11枚目を参照して下さい。