【レザークラフト専用】に開発した革手縫い針です。

こだわったのは【6つのポイント】です。
1. 先端を弾丸形状にする事。
2. 材質にこだわる事。
3. 焼入れにこだわる事。
4. 針穴が折れにくい事。
5. 曲がって戻るバネ性を持たせる事。
6. 4種類の針を作る事。

革手縫いをする時は、先端が尖っている針は使いません。
布と違い、革は穴を開けないと縫う事ができない特殊な素材だからです。
尖った針を使うと、革穴の中で引っかかったり、糸を傷つけてほつれの原因になります。

革手縫いには、【先端をあえて丸めた針】を使用します。
先端が丸いので、革の中で引っかからず、糸も傷つけません。
菱目打のサイズ・糸の太さ・革の厚さに合わせて、針をお選び下さい。

*10本セットは割引して販売しています。



【特徴】
1.【先端を弾丸形状にする !】
弊社の針は元々は尖った針です。
焼入れする前に【尖った針を砥石を使って先端を丸めている】のです。

革手縫いの際、少しでも尖って引っかかる部分があると、大変作業性の悪い、使いにくい針となってしまいます。
弊社は【先端を弾丸型形状】にする事にこだわりました。
革の中で引っかからず、糸も傷つけない【ストレスの無い針】を目指しました。


2.【材質にこだわる !】
安価な針は、材質にこだわりはありません。
縫う対象が布なので、針が尖ってさえいれば縫えるからです。

革手縫いは、1本の糸を2本の針で引っぱりながら縫っていく独特の製法です。
針先で革の中を【こじる耐久性】や、糸を手で引いた時の折れない【針穴の耐久性】が求められます。
こんなに細い針に相当数の力がかかるのです。
材質が粗悪だと、革手縫いには耐え切れず、使っている途中ですぐに曲がったり、折れたりします。
その為、私達は材質の選定にこだわり、特殊な工具鋼を使用しています。


3.【焼入れにこだわる !】
いくら材質が良くて、良い針を作っても【焼入れ】しなければ、釘と同じただの鉄棒で、すぐ曲がってしまいます。
焼入れで【針の耐久性が決まる】と言っても過言ではありません。
その為、焼入れにこだわりました。


4.【針穴が折れにくい !】
針穴形状はとても重要です。
革に通りやすい外径で、太糸が通せる必要があるので針穴が大きく、強さのある形状を必要とします。
その為、革手縫いでかかる力にも、十分耐えられる針穴を目指しました。


5.【曲がって戻るバネ性を持たせる !】
革手縫いで縫う厚さは、布と比べてとても厚みがあります。
また縫い終わりの時は、1つの穴に2回糸を通します。
細い穴に太い糸を通す為に【針のバネ性】はとても重要です。
革手縫いに耐える、曲がって戻るバネ性のある針を目指しました。


6.【4種類の針を作る !】
糸には様々な太さがあります。
又、革に開けた穴も同様に様々な大きさがあります。
革手縫いに関して、全てに対応出来る様に、4種類の針を作りました。

XS/ 極細 (⌀ 0.77×55mm)
S/ 細 (⌀ 1.05×50mm)
M/ 太 (⌀ 1.05×60mm)
L/ 極太 (⌀ 1.35×65mm)
*サイズ (太さ × 長さ)



*全体にメッキ加工を施して錆び防止にしています。

*全て日本製です。